日本と韓国では新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対策には大きな違いが存在するが、どちらの対策がより優れているのだろうか。中国メディアの騰訊は13日、日本も韓国も国家の体制が中国とは大きく異なっているため、中国の封じ込め策を真似することはできないとしながらも、「日本が韓国の対策を参考にすべきという指摘は正しいのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本と韓国における新型コロナウイルスの感染拡大防止策は大きく異なっており、検査数が少ない日本は韓国のように徹底した検査を行うべきであり、日本は韓国のやり方を参考にすべきだという声が存在すると伝えた。

 続けて、感染者および死者の数を比較すると、人口がより少ない韓国の方が深刻であることがわかると指摘する一方、これは確かに日本と韓国の「検査数」の違いによるものだと指摘。日本では3月6日までに実施した検査数は1万9420人だったのに対し、韓国では同時期までに19万人以上に検査を行ったため、韓国の方が感染者数が多いのだと指摘した。

 また、日本で感染者数が少ないのは「故意に検査数を抑えているため」であり、それは「東京五輪を前に、新型コロナウイルスで汚染された国というレッテルを貼られることを防ぐため」と疑う声があることを紹介。一方で、日本の場合はこうした「陰謀」的な論調は当てはまらないと指摘し、なぜなら死亡者数は隠蔽できないからであり、新型コロナウイルスによる死亡者数を比較すると、世界的に見て日本は確かに少ない方だと論じた。

 さらに記事は、「日本が韓国の対策を参考とすべきかどうかは別の角度からも検証しなければならない」と伝え、それは新型コロナウイルスの感染を判定するPCR検査の精度は現時点でそこまで高くないということだと強調。韓国は高い検査能力を持ちながらも大邱(テグ)市の感染拡大を防げなかったこともあり、精度の高くない検査を大量の人に行うよりも、感染の疑いが濃厚な人を中心に検査を行い、重症の人を優先的に治療する日本の対策の方が有効である可能性を指摘し、同時に「日本が韓国と同じような対策をとったら、すぐに医療崩壊を起こす」との指摘があることを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)