現代の製造業の現場では「産業用ロボット」は必要不可欠な存在だ。産業用ロボットの技術は今後ますます重要性を増していく技術だと言えるが、中国メディアの今日頭条は10日、日本は産業用ロボットの分野で全世界をリードしているのに対して、「中国はいまだに基幹技術すら掌握できていない」と論じる記事を掲載した。

 記事は「産業用ロボット1台の働きは人間10人の労働力以上だ」と表現し、高齢化社会という問題に直面する日本のみならず、製造業の高度化を目指す中国にとっても産業用ロボットの重要性は今後ますます高まっていくだろうと指摘した。

 さらに日本政府が2007年、産業用ロボット市場を2050年までに1兆4000億円規模に拡大するという目標を掲げたことからも分かるとおり、日本は産業用ロボットの重要性について十分に認識していると紹介しつつ、その日本では産業用ロボット技術はすでに認識能力・学習能力・環境適応能力などを有する「スマートロボット」の開発段階に入っていると指摘し、すでに単なる機械を超えて「人間」の範疇に達するかのような産業用ロボットの実現に向けて邁進していると論じた。

 一方で、中国メーカーも産業用ロボットの分野において成長を遂げているものの、世界をリードする日本企業と比較して言えば「明らかな差がある」と指摘。その差には、市場シェアだけでなく、技術力も含まれると指摘し、なぜなら中国企業は産業用ロボットの「基幹技術」をまだ掌握できていないためだと指摘、その技術を掌握するためにはさらに多くの時間と努力が求められると指摘した。

 記事は、日本や中国において産業用ロボットが今後ますますその重要性を増していくと指摘し、日本はすでに十分な技術を有しているうえに、この技術をさらに発展させていく体制も整っているが、中国はまだまだ日本企業に及ばず、取り組むべき課題が多いという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)