中国では自転車が重要な移動手段として重宝されていたのは、もはや遠い過去の時代となり、現在は手軽な移動手段として電動バイクが広く利用されている。中国メディアの新浪は7日、「生活のなかで自転車を愛用している日本人は少なくないのに、なぜ日本の街中には鍵をせずに停めてある自転車が存在するのか」と問いかける記事を掲載した。

 中国人の生活で自転車が重要な移動手段であった時代は経済成長とともに過ぎ去ったが、記事は「日本では今も自転車を利用する人は多く、愛される移動手段となっている」と紹介。中国から輸出される自転車は年間約5000万台に達するが、そのうち5ー600万台は日本に輸出されていると指摘し、日本には7000万台ほどの自転車が存在する統計があることを紹介した。

 さらに、日本に存在するすべての自転車が日常的に利用されているわけではないが、人口当たりの自転車保有台数で日本は中国を大きく上回っていることから、「自転車は今でも日本人の生活に密着した乗り物となっている」と驚きを示した。

 一方、「日本人にとって自転車は大切な存在であるにも関わらず、日本の街中では鍵をせずに停められている自転車を見かけることがある」と伝え、これは中国人にとっては衝撃的なことだとしたが、それでも自転車が盗まれない理由として「自転車の防犯登録が義務化されていることが大きい」と主張。こうして、自転車の購入時に指定の登録を済ませているので車体番号と所有者の情報が紐づけられており、盗難が少ないのだと指摘した。

 日本で自転車は通学や通勤で利用されているほか、電動アシスト付き自転車は新たな市場の開拓に成功したと言われている。一方、中国では運転免許を必要としない電動バイクが通勤や通学に利用されているほか、ここ数年はスマホアプリと連動したシェアサイクルが都市部で普及したため、個人で自転車を所有する人はかなり少なくなっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)