中国メディア・東方網は12日、「どうして多くの国が中国を侵略してきたのに、日本ばかりを恨むのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日中戦争が終結してからすでに70年あまりが経つ一方で、中国人の心にはなおも当時の辛い記憶が残っているとしたうえで、日本人から「どうしてこんなに時間が経っているのに、いまだに忘れないのか。他にも中国を侵略した国はあるのに、どうして日本だけこれだけ目の敵にするのか」という疑問が聞かれるとし、その理由について3点を挙げて考察している。

 まず1点めでは、日本が中国に与えた損害が他国とは異なると主張。英国やフランスによる中国侵略は主に資源の獲得を目的としており、中国の土地自体にそれほど関心を持っていなかった一方、日本は中国の資源に加えて、土地も奪って植民化しようと企てていたとの見方を示した。

 2点めは「小さい国に負けることが、大きな国として耐えがたかった」点を挙げている。まず日清戦争で「弾丸ほどの小国」である日本に大清帝国が敗れたことを中国人が大きな屈辱と捉えていた中で、さらに日中戦争で日本に攻め込まれたことでその恥辱が頂点に達したと分析している。

 そして、3点めには、中国側から見て現在もなお当時の戦争の清算が済んでいないことを挙げた。記事は「徴用工問題や従軍慰安婦問題などが、いまだにわれわれの社会に存在する」としたほか、「特に大事なこと」として、日本国内に第2次世界大戦中の日本の行動について認めようとしない勢力が存在することを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)