日本と中国では「警察」に相当する組織には大きな違いがあり、中国では「公安」や「武装警察」、「城管」など、職務や権限などが異なる組織が複数存在する。いずれも人びとにとって親しみやすい対象ではなく、街中で見かけてもどことなく近寄りがたい雰囲気を持っている。

 それゆえ、日本を訪れた中国人は日本の警察官の親しみやすさや親切さに大きな感動を覚えるのだという。中国メディアの今日頭条は10日、東京を訪れた中国人の手記として、「道に迷った際に助けてくれた警察官に感動させられた」と伝える記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は旅行客という立場だったため、東京を移動中に宿泊先にたどり着けず、道に迷ってしまったという。「日本で何かあったら交番を探す」ということは知っていたようで、交番を探して宿泊先を尋ねてみたそうだが、交番にいた警察官も名前を聞いただけでは宿泊先がどこにあるのか分からなかったそうだ。

 しかし、交番の警察官は「必ず見つかるから大丈夫」と励ましてくれたうえに、非常に詳細な地図で調べてくれたり、携帯電話で調べてくれたりと、親身になって宿泊先を探してくれたという。そして、その宿泊先は交番の場所からは遠く、地下鉄に乗って移動した方が良いことが判明すると、今度は「目的地付近の駅に到着してからの道順」をわざわざ紙に書いてくれたそうで、この中国人筆者は、警察官による一連の親切な対応に「感動してしまった」と振り返った。

 記事には、中国人筆者と似たような体験をしたという中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。たとえば「日本に行ったことのない中国人は、日本人がどれだけ礼儀正しく、親切かを知らないだろうが、日本人は道を尋ねると本当に親身になって助けてくれるんだ」、「日本人はこっちが申し訳なくなるほど親切だ」などのコメントが見られ、多くの支持を得ていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)