中国の自動車市場では、ドイツ車と日系車が高い人気を誇っている。しかし米国ではドイツ車と比べて日本車の人気が非常に高いという。中国メディアの今日頭条は9日、米国ではドイツ車より日本車の人気が高い理由について分析する記事を掲載した。

 米国ではいつから日本車が評価されるようになったのだろうか。記事は、1970年代のオイルショックをきっかけに、燃費の良い日本車の良さが注目されるようになったと紹介。今では「米国国内のメーカーよりも人気」で、トヨタ・カムリやホンダ・CR-Vなど、米国のユーザーに人気の車種は多いと伝えた。米国では2019年1年間の販売台数で上位10モデルのうち6モデルが日本車だった。

 中国ではドイツ車は「高速道路でも安定した走行ができる」というイメージがあって人気が高く、特にフォルクスワーゲンのシェアが高い。では、なぜ米国では日本車の方が人気なのだろうか。記事はその理由の1つとして、「経済的で実用的」であることを挙げた。自動車を購入しているのは、中国と同様ほとんどが中産階級で、生活には困らないが浪費はしたくない人が多いと指摘。自然と経済的な車が選ばれ、修理の必要性が低く燃費も良い日本車が選ばれているとした。

 また、日本車は「米国国内に工場があり、運輸コストが削減できユーザーからの信用を得ていること」や、地元ユーザーの需要を意識して「小型のピックアップトラック」をリリースしていること、それまでの「安い」イメージを払拭した「高級路線のモデルを発売していること」、「ハイブリッド車に力を入れていること」などにより、幅広い米国ユーザーの支持を集めたと伝えている。

 さらに中国と異なる点として「米国人消費者はメンツや国民的感情」に流されないことも関係していると分析。本当に自分に合った車を買える雰囲気があり、この点は中国も見倣うべきだと論じた。

 この記事に対して、中国のネットユーザーからは「米国に行ったことがあるが、本当に日本車が多かった」という人や、「米国車は修理費用が高すぎるため、日本車が自然と選ばれているのでは」など、日本車の信頼性の高さを指摘するコメントが多かった。中国は米中貿易戦争に加えて新型コロナウイルスの問題もあり、しばらくは経済が減速することは避けられず、燃費が良くて故障しにくい日本車は、中国でもさらに人気となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)