中国メディア・東方網は11日、日本各地で行われている、サルを用いたパフォーマンスは「文化なのか、それとも虐待なのか」とする記事を掲載した。

 記事はまず、「おさるの学校」等で知られる日光猿軍団のパフォーマンスを紹介。その根源には「猿まわし」という日本の伝統芸能が存在しており、日本では古くより公共の劇場でサルによるパフォーマンスが行われていたとしたほか、「サルは馬を守り、神と人の間を仲介する存在でもある。邪気を払って祟りを避け、福を招き入れる」という信念に基づいていると伝えた。

 次に、神奈川県川崎市に拠点を置く猿回し劇団では、訓練師が「新入団員」の子ザルと一緒に入浴するなど「共同生活」を行うとし、幼いころから一緒に生活することで、役者として成長していく中で互いの感情的な関係作りを進めていくのだと説明している。

 また、栃木県宇都宮市には、サルが店員として働いている居酒屋があり、サルたちが客に愛想を振りまくほかに、パフォーマンスを披露したり、客と一緒に写真撮影をしたりといったサービスをすると紹介した。そのうえで、サルを使ったパフォーマンスが高い人気を集める一方で、一部の人からは「虐待ではないのか」という疑問の声も出ているとし、「世界的に見て、動物の福利という観点から、このような観光コンテンツを巡る議論がますます増えているのだ」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)