日本文化は古代中国の影響を強く受けており、もともとは中国から入ってきた文化が日本で定着したものも少なくない。漢字やお茶、着物などがその代表で、もともとは中国文化だったものが「日本文化」として海外で認知されているものもある。中国メディアの今日頭条は7日、日本と韓国は文化輸出に長けているが、中国は上手ではないとする記事を掲載した。

 記事はまず、伝統文化を世界に広める点で中国は日本に遠く及ばないと紹介。例えば、チャイナドレスのことを英語で「cheongsam」というが、これは「日本語から来ている」と記事は主張した。しかし、実際には「cheongsam」は広東語から来ている単語であり、筆者は何か勘違いしているようだ。

 それはともかく、中国の伝統文化が中国人ではなく日本人によって世界へ広められている例として、漢方薬があると記事は紹介。最近では西洋でも漢方の良さが理解されているが、広めているのは日本人だという。「中国人は海外で、中国漢方によって儲けているが、文化として広めているのは日本人」だと記事は紹介している。

 その上で記事は、理想を抱いた大国は世界中で自国の文化を広めるものだと分析。米国はメディアやインターネットを通して、ドイツはゲーテ・インスティトゥートを通して、日本はアニメを通して自国文化を広めていると論じた。この点、中国は自国の文化宣伝が遅れており、そのために外国人になかなか中国文化が受け入れてもらえないと記事は指摘。中国文化を広める点で、中国人は一人ひとりの言動によって中国文化に親近感を持ってもらうことが重要で、この種の方法は政府による宣伝以上に力を発揮すると結んだ。

 この記事に対して、中国のネットユーザーからは「中国の文化を学ぶなら日本から学んだら良い」という意見や、「中国が強くなれば尊重され文化も受け入れられるようになり、中国に学ぶようにさえなる。強くならなければどんな宣伝をしても無駄」という主張もあった。

 日本はクールジャパン戦略としてソフトパワーを強化しており、伝統文化の海外への発信という面で比較的うまくやっていると言えるだろう。また、韓国も韓流ブームを各国で巻き起こすなど、日本同様に文化輸出に長けている。この点、中国は日本や韓国から学ぶべきことがたくさんあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)