新型コロナウイルスの感染防止のため、日本政府は9日に中国と韓国からの入国制限措置を発動した。この措置に対し、中国と韓国では大きく異なる反応が見られるようだ。

 中国メディアの今日頭条は10日、日本が取った中韓に対する入国制限措置について、中韓における反応はまったく違っていると紹介する記事を掲載した。

 記事はまず中国ネット上における反応を紹介し、「日本はやっと入国制限措置を発動した」、「日本の措置に批判すべき点はない」といった声があがったと紹介する一方、韓国では様子が違ったと強調。韓国の康京和外相が冨田浩司駐韓国大使を呼び出して抗議を行い、ビザ免除などを停止する措置を取ったことを紹介した。

 続けて、新型コロナウイルスの感染が拡大している今、「入国制限という措置は双方の国のためになることのはず」だと指摘する一方で、韓国政府はなぜあそこまで激しく怒ったのかと疑問を投げかけ、それはタイミングが悪かったからではないかと主張。

 日本が入国制限を行った時期は韓国政府が国内向けに「防疫措置の効果はまもなく出る」とアピールしていた時期であり、実際に韓国では感染者数の増加ペースが鈍化しているものの、「国内には防疫措置の有効性をアピールしながら、国外からは制限措置を取られる」という矛盾が生じたことに、韓国は怒ったのではないかと主張した。

 また、考えられる別の理由としては「韓国はすでに多くの国から入国制限を取られており、日本の措置は韓国をさらに追い詰めるものだったから」ではないかと主張し、輸出に依存している韓国経済は多くの国からの入国制限で「孤立している」と指摘。日本まで入国制限を行ったことは韓国にとっての「追い討ち」だったからではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)