日本と中国の間には歴史上の暗い出来事があり、日本や日本人に対して否定的な感情を抱いている中国人は少なくない。中国人のなかには日本へ旅行に行くことは「愛国心に反すること」だと主張する人も存在する。

 中国メディアの百家号は7日、日本に旅行に行くことは「果たして愛国心に反する行為なのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「日本は行く価値のある国か」と問いかけた。

 記事はまず、日本と中国の間には歴史問題が横たわっているため、日本や日本人を排斥する感情が中国人の根底には存在していると紹介する一方、「近年、非常に多くの中国人が日本旅行を楽しんでいるのはなぜだろうか」と疑問を投げかけた。

 その理由として記事は、日本には富士山や桜の花など唯一無二の美しい景色があるだけでなく、京都などの建築物からは中国の唐の文化を感じ取れることが多くの中国人を惹きつけて止まないと主張。また、中国では国産品に対する信用度が低く、外国製の製品の人気が高いが、日本では質の良い製品を安く購入できるため、日本へ旅行することは観光と買い物の「一挙両得」なのだと論じた。

 結論として記事は、日中間には消すことの出来ない過去があるかもしれないが、日本は中国が新型コロナウイルスの感染拡大で大変なときにマスクを始めとする多くの支援物資を送ってくれたり、多くの励ましのメッセージを送ってくれたとし、日本への旅行と愛国心を結びつけるべきではないと論じた。

 新型肺炎の感染拡大に対する支援によって、中国人の日本に対するイメージが向上しているようだ。現在日本を訪れる中国人観光客は激減しているが、肺炎の流行が収束した後には日本を再び訪れてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)