中国では新型肺炎問題に対する日本の支援への感謝が相次いで報じられている。日本は世界的に見ても海外支援に積極的で、ここ数年はODA予算を毎年5500億円計上している。中国メディアの今日頭条は9日、「なぜ日本は対外支援に積極的なのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は中国に対しても長年ODAを続けてきたと指摘。その総額は3兆円を超えたほどだ。今回の新型コロナウイルス問題でも、日本の支援は素早く、官民ともに莫大な支援をしてくれたことが中国でも注目され話題となっている。記事は、「災難に面したときに、本当の友人が誰かが分かる」と日本との絆を強調しながら、「なぜこんなに良くしてくれるのか」分析している。

 その理由の1つとして記事は「日本という国自体が災害の多い国であること」を挙げた。何度も被災している経験から、救援の緊急性を知っており、体制も整っているのですぐに援助の手を差し伸べることができると指摘。また、中国からの距離の近さもあって、素早い支援をしてくれたのではないかと推測した。特に、「政府だけでなく民間の支援も早かった」のは特筆すべきことだと驚きを示している。

 また、「見返りがあること」も理由の1つだと記事は分析。ODAを行うことは費用がかかるものの、それに伴う見返りもあって、世界における日本のイメージがアップし、政治的地位を確立することができ、支援先の市場に進出しやすくなるなどのメリットがあるとしている。

 確かに、ODAには日本側にもメリットがあるが、今回の新型コロナウイルスの問題において官民が一斉にマスクを寄付するなどの支援を行ったことは、メリットだけでは説明できないものがあるだろう。やはり、日本は「困った時はお互い様」という文化であることが大きく関係していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)