中国湖北省の武漢市を中心に猛威を振るう新型コロナウイルス。いまだ終息の兆しは見えないなか、中国が誇りとする「高速鉄道」にも新型コロナウイルスの影響が及んでいるという。

 中国メディアの中国新聞社は11日、中国高速鉄道の駅や車両は「人気がなくなり、がらがらになった」と伝え、一部の路線では「1つの車両内に乗客が1人」しかいないという状況も見られたと伝えた。

 記事は、新型コロナウイルスの感染拡大が大きな問題となって以降、中国高速鉄道では利用客の数が大きく減少していることを紹介し、高速鉄道車両内や駅内部で撮影した写真を多数掲載した。

 写真を見てみると、いつも大勢の乗客で埋まっているはずの座席には人影はなく、がらんとした車両内に乗客はたった1人という状況が写されている。普段では絶対に見られない光景と言えるだろう。

 また、中国高速鉄道の乗客のみならず、乗員もマスクを着用しているほか、駅のスタッフもマスクを着用しつつも、駅を利用する人が激減して暇になってしまったようで、携帯電話かタブレットのようなものを手に持っている姿が写っている。しかも、駅スタッフの姿が写った写真は上海市内の大規模ターミナル駅での様子だというから、中国では新型コロナウイルスの影響で、人の移動が各地で激減していることがよく分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)