日本を旅行する外国人旅行客が増加しており、現在は新型ウイルスの問題で激減しているものの、これまで最も多い外国人は中国人だった。中国人観光客に対しては、日本国内からはマナーの悪さが批判された時期もあったが、今ではずいぶん改善が見られるようになった。しかし、中国国内では若者たちが「高齢者の日本でのマナー違反」を気にしているようだ。

 中国メディアの新浪は7日、「日本では中国人と一緒に食事をしたくないと言われている」と指摘する記事を掲載した。食事の時の習慣が異なるためで、海外に行くときは地元の人の気分を害しないように気を付けなければならないと注意している。

 例えば、日本人は普通静かに食事することを好むが、中国人は賑やかに食事するのが好きだ。中国人にとって食事は人との距離を縮め、親密になる大切な機会であり、賑やかにおしゃべりしたり、何度も乾杯して酒を注ぎ合ったり、他人の皿に取り分けてあげるなど世話を焼くのが礼儀とされている。そうした中国人の団体が日本のレストランなどに入ってきて騒がしくすると、多くの日本人は静けさが破られたと不快に感じ、中国人の団体がよく来る店には行かなくなると記事は指摘した。

 記事の中国人筆者によると、日本のレストランで騒がしくするのは中国人の高齢者に多いという。定年退職して時間にも金銭的にもゆとりのある中国の高齢者はツアーで海外旅行に行くことが多いが、海外のマナーに疎く、そうでなくても旅先でテンションが上がっているので、悪気はなくてもマナー違反をしてしまうと伝えた。

 中国の若者から見ても高齢者の騒がしさには閉口するようだが、「どうしようもない」とあきらめている様子だ。日本人なら文句を言っても良いが、中国の若者が先輩を批判することははばかられ、若輩者としては理解を示してあげるほかはないとし、「せめて、我々若者だけでも気を付けることにしよう」と若い読者に呼び掛けている。

 気が付かないうちにマナー違反をしている人がいたら、教えてあげるのが親切というものだろうが、中国では若者が高齢者に注意するというのは難しいようである。とはいえ、高齢者も含めて中国人観光客のマナーは向上している。ぜひ更なる向上を期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)