中国メディア・新浪体育は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本のマラソン大会が中国人ランナーに参加を自粛するよう呼びかけるメールを配信したと報じた。

 記事は、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国国内では多くのマラソン大会の中止または延期が発表されたと紹介するとともに、その影響は中国国内にとどまらず、海の向こうの日本で開かれるマラソン大会にも波及したと伝えた。

 そして、16日に開催予定の京都マラソンの大会組織委員会が7日午後に中国人ランナーに「みなさんの健康と安全を確保するため、次回の大会の参加権を無料で授与する予定です。ですので、今回は参加を見送っていただけたらと思います。来年の参加をお待ちしています」という内容の電子メールを送信したと紹介している。

 記事は、同マラソンについて「東京マラソンの抽選に漏れた中国人ランナーが真っ先に選ぶ代替大会」であるとしたうえで、1万6000人の参加者のうち中国から380人を超えるランナーのエントリーがあったと説明。組織委員会の呼びかけは決して強制ではなく、最終的には本人の意思に任されることを併せて伝えた。

 また、3月1日に開催予定の東京マラソンについてもすでに施策が講じられており、中国在住のランナーの参加ができなくなる一方、来年の参加権が自動的に与えられると紹介。ただしこちらは改めて参加費を支払う必要があるとした。

 記事は「参加しないよう呼びかけた」と伝えているが、組織委員会が発信した中国語のメール、そして大会ウェブサイトに掲載されている「中国からエントリーされている皆さまへ」という日本語のメッセージを見ると、「多くの体力を消耗するマラソン大会に対し、健康に不安を感じ、参加を見合わせたいという多くの人からの声を聞いている。このような状況のなか、みなさんの安心と安全を確保すべく、次の大会の無料参加権を用意したので、今回は参加を見合わせていただき、次回万全のコンディションの下で参加してほしい。来年の参加をお待ちしています」といった内容になっている。若干ニュアンスが異なって中国のネット上に伝わっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)