人による功績や、自然界で起きた記録的なものなど、ありとあらゆる分野があるギネス記録。2019年のギネス世界記録の日である11月14日には、東京中央区立月島第二小学校の児童が縄跳びに挑戦し、188人が連続して二重跳びを成功させてギネス入りするなど、日本にも多くのギネス記録が存在している。中国メディアの新浪は4日、そんなギネス記録の1つである「世界最短のエスカレーター」を紹介する記事を掲載した。

 この世界で最も短いエスカレーターは、川崎市にあり「プチカレーター」という正式名称がついているそうだ。1989年10月に完成したこのエスカレーターは、高低差がわずか83.4センチ、段数にして5段という驚きの短さだ。時間にすると5秒ほどだという。

 記事は、この短いエスカレーターは中国でもネット上で話題となり、必要性について疑問の声も出ているが、「十分に存在価値がある」と記事は紹介。足元が不自由な高齢者や、大きな荷物を抱えた人もいるからだとしている。そしてこれは、日本でどこにでも見られる「親切な設計」の一部であると感心している。

 実際、このエスカレーターができたのは、アゼリア地下通路が川崎モアーズの地下1階と2階の間に位置してしまい、この段差を克服するために作られたとされ、日本人の細やかな配慮をよく表していると言えるだろう。

 中国では、大きな荷物を抱えて多くの人が移動するはずの高速鉄道や地下鉄の駅でも、エスカレーターもエレベーターもない所もある。わずか5段分であってもエレベーターを設置しようとする、利用者のことを考えた日本の親切な設計から中国は学んでみてはいかがだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)