中国では反日感情が根強く、日本に反感を抱いていた人は多い。それなのになぜ中国人観光客は近年急激に増加し、多くの人が訪日しているのだろうか。中国メディアの今日頭条は1日、「日本を罵りながら、日本へ旅行に行く現象が生じるのはなぜか」と題し、反日感情を持ちつつも日本へやってくる5つの理由を紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げた理由の1つ目は、「観光資源が豊か」なこと。中国にも世界遺産などの観光資源は非常に多くあるが、旅行者に満足してもらえるような整備ができているかとなると別問題だ。日本の観光地はよく整備されていて環境が整っていると言えるだろう。2つ目は、「日本はどこでもきれい」で気持ちが良いことを挙げた。スモッグの中で生活している中国人にとって、きれいな日本は魅力的なようだ。

 3つ目には中国と同じように「チップの習慣がない」ことを指摘している。欧州も魅力的な旅行先だが、チップを渡すことで良いサービスが受けられるというイメージがある。しかし日本はチップがなくてもサービス業のレベルが高いというのは素晴らしいことだと称賛している。

 4つ目は、中国人も大好きな「日本アニメ」の影響で、アニメのイベントを目的に日本へ行く人も多いという。5つ目は「国宝」を見に行くのも日本旅行の醍醐味だと紹介している。記事の中国人筆者の印象としては、日本の3大国宝と言ったら「金閣寺、富士山、舞妓」で、とりわけ建物全体に金箔を張り付けている金閣寺は豪華絢爛だと絶賛。きらきら輝いている金閣寺は、かなり中国人受けするようである。

 日本にこれだけ中国人観光客が来ているということは、それだけ日本は旅行先として中国人にとって魅力ある場所だからだろう。記事の筆者は、中国人が「日本を罵りながら日本を訪問する」と矛盾を指摘しているが、多くの観光客は日本が嫌いでも一度日本に来ると日本が好きになって帰国するものだ。新型肺炎の問題が収まったのちは、ぜひまた多くの中国人に日本に来てもらい、日本の良さを知ってほしいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)