日本と中国は日本海を挟んで隣り合っている隣国同士であり、日本にはその昔に中国からもたらされた文化も多く存在するゆえ、両国の文化や習慣に共通して見られるものは多い。一方、年月を経るに従って相違が見られるようになった文化や習慣も少なくない。

 日本と中国で異なっている文化の1つに「玄関」の構造が挙げられる。日本では玄関に設けられている土間で靴を脱いで家に上がるが、中国では玄関に土間が設けられておらず、土足のまま家の中に入る習慣がある。中国メディアの今日頭条は29日、日本の玄関を紹介する記事を掲載し、「日本人は非常に賢い」と論じた。

 記事はまず、日本では玄関で靴を脱いでから家に上がる習慣があると紹介し、日本と中国の玄関の作りで決定的な違いは、日本の住宅では玄関と室内に段差が設けられていることだと伝えた。だが記事は、日本の玄関の設計が優れているのはそれだけではないと紹介した。

 そして、日本の玄関は段差が設けられていることで、高齢者や子どもは段差に腰掛けながら靴を安全に履きかえることができると紹介。また、玄関で靴を脱いで家にあがることで、靴に付いた汚れを家の中まで持ち込むことを避けることができるという利点があると伝えた。

 さらに、日本の玄関には下駄箱が設置されていることが多く、必要のない靴を収納することによって見た目もシンプルに保つことが出来ると紹介し、中国と大きく異なる玄関の構造から「日本人は賢く、その知恵が見て取れる」と強調した。

 中国の多くの住宅では玄関を入るとすぐにリビングとなっている間取りとなっている住宅が多く、室内でも土足で過ごす習慣となっている。近年では玄関で靴を履きかえる家庭も増えつつあるようだが、脱いだ靴がマンション共有部である「玄関の外」に乱雑に置かれていたりすることも多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)