中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人は日本に対して「言葉ではうまく言い表せない劣等感と優越感」を抱いていると主張し、中国は今後さらに発展するために日本から学ぶべきだと論じた。

 記事は、日本への留学経験を持ち、現在は中国の教育機関で教鞭を執る教授の見解を紹介している。この教授は中国人が日本に対して抱く優越感は、中国は「数千年の歴史を有する宗主国」であるのに対して、日本の文明はかなり最近になってから発展したという見方から生じていると説明。また同時に、中国人は日本に対して確かに劣等感を抱いており、この劣等感は日本の明治維新後の飛躍的な発展に対する羨望と嫉妬が入り混じった潜在意識から生じていると指摘し、かつて中国は日本や欧州の列強によって国を分割される屈辱を味わったのに対して、日本はこの種の迫害を免れたことも劣等感を感じさせる要因の1つになっていると論じた。

 しかし、だからといって日本の明治維新は成功、中国の洋務運動は失敗だったとは言えず、成功と失敗は歴史の長い期間における発展の軌跡に基づいて判断すべきであると指摘。明治維新後の戦勝により自信過剰となった日本は軍国主義への道から後戻りできなくなり、結果として第二次世界大戦での敗北につながったが、この角度から言えば明治維新のすべてが成功だったとは言えないと説明した。

 一方で教授は、明治維新当時の日本の思想家たちは日本人を啓蒙し、日本の現代化に大きく貢献したが、現在の中国は現代化を急ぎすぎており、現代化に伴う多くの問題にはほとんど焦点が当てられていないと指摘。中国全体が当時の日本の思想家たちの考え方から学べば、中国は現代化の過程において何が正しく、何が間違っているかをより正確に判断できるようになるかもしれないと論じた。

 記事の中国人教授によれば、中国は日本に対して抱く優越感と劣等感を克服することにより、現代化に役立つ日本の思想家たちの優れた思想に大きな価値があることに気づくことができ、またこうした思想から大いに学べるという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)