中国メディア・東方網は29日、中国のサッカー選手・王嘉楠選手が日本のJ1・サガン鳥栖に加入する見込みだと報じた。

 記事は、広州富力に所属するMFの王が日本でのテストトレーニングで優れたパフォーマンスを見せ、サガン鳥栖の首脳陣から認められて近々契約が行われる見込みだと紹介。移籍が実現すれば、中国サッカー協会が中国選手の海外移籍を奨励する政策を打ち出して以降で初めての「海外組」になると伝えた。

 日本人選手が中国のリーグにあまり移籍しないのと同様、中国人選手が日本のJリーグのクラブからオファーを受けて加入するというケースは決して多くない。記事は、中国人選手のJリーガーとして、Jリーグ草創期の1992~93年にガンバ大阪に所属し、現在は中国女子代表監督を務める賈秀全氏を紹介。最近では現在19歳のDF呉少聰選手が2018年に清水エスパルス、18~19年に京都サンガに所属したこと挙げている。

 王選手は1993年生まれの23歳で、17歳だった2010年に頭角を現してU-17中国代表に抜擢された。15年のシーズン途中に河南建業から広州富力に移籍して活躍が期待されたが、16年4月の上海上港戦でダリオ・コンカ選手に倒された際に前十字靱帯を断裂する大けがを負い、以降出場機会に恵まれていなかった。

 けがを抱えた王選手が実際の試合でどれほどのパフォーマンスを見せるかについては未知数であり、仮に鳥栖に加入したとしても、出場機会があるかどうかは不明だ。ただ、成功すれば今後中国人選手がJ1リーグに加入する流れを作ることになるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)