中国メディア・東方網は30日、東南アジアのサッカー界が日本の先進的な理念を次々と導入して台頭しており、中国を追い抜く勢いで成長を続けているとする記事を掲載した。

 記事は、28日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフで上海上港と戦ったタイのプリーラム・ユナイテッドのプレーに大きな興味を持ったとし、「内容を見るとタイの選手はどんどんサッカーが上手になっており、ピッチ上の能力は決して中国選手に劣っていないことが明らかに感じられた」と評した。

 そして、タイをはじめとする東南アジアの各国はこの十年ほどで目を見張るほどの進歩を遂げており、その背景には日本による「アシスト」があると紹介。本田圭佑がカンボジアの事実上の監督となり、西野朗氏もタイ代表の監督を、かつて柏レイソルをACLベスト8に導いた吉田達磨氏がシンガポールの監督を務めるなど、大量の日本人指導者がアジア各国に赴き指導を行っていると伝えた。

 また、日本人指導者の大部分は日本サッカー協会が東南アジアに推薦したもので、東南アジア諸国側も日本の支援を求めていると説明。派遣先はフル代表やクラブだけではなくユースチームにまで及んでおり、指導者の数が増えて国内のポストが不足している日本にとっても指導者の派遣は大きなメリットだとしている。

 さらに、日本のJリーグは東南アジア諸国の有力な選手を積極的に呼び込んでおり、フィリピンやマレーシア、インドネシア出身のJリーガーも存在すると紹介したほか、ほぼすべての東南アジア諸国が毎年日本に若い選手を短期研修に送り出していると紹介した。

 記事は、東南アジア諸国が日本のアシストを受けながら現在のペースで成長を続けるなか、中国サッカーが依然として無策であり続ければ、これらの国にどんどん抜かれていったとしても「ちっとも不思議なことではない」とし、アジアサッカーにおいて中国が三流国になることに対する危機感を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)