中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、マスクの需要が急増している。春節の連休で日本を訪れている中国人観光客の中にも、マスクを大量に買って帰る人が少なくないようだ。中国メディア・今日頭条は28日「マスク大国の日本では、どうしてみんなマスクを着用するのが好きなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、新型コロナウイルスによる肺炎の蔓延により、日本の小売市場におけるマスクの取引量も急速に増加しており、「マスク大国」日本のマスク需要を支えるメーカーも生産量を大きく増やして対応していると伝えた。

 そのうえで、日本では近年、工業用から家庭用までマスク産業が急速に成長しており、さまざまな機能やデザインを持ったマスクが次々と出現するようになったと紹介。また、日常的にマスクを着用することが、多くの日本人にとっての習慣になっているとし、日本人がマスクを着用する理由について列挙した。

 まずは、風邪をひいた時。集団主義が重んじられる日本では、病気を他人に伝染させないようにマスクをするのが一種の責任と考えられているとした。また、東京などの大都市は世界的にも人口密度が高く、特に朝晩のラッシュ時の電車は非常に混雑するため、マスクを着用していないとウイルスや細菌が容易に拡散してしまうと伝えている。

 さらに、風邪を予防する手段として、睡眠時に口が開いて乾燥することによるウイルスの侵入を避けるためにマスクを着用する人もいると紹介。このほか、素顔を隠す、美顔効果、安心感などの心理的な理由によるマスク着用のケースも多く見られるとした。そして最後には、これからの時期に本格化する花粉症の対策として大量のマスクが消費されると説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)