中国の自動車市場で日系車は相変わらず順調に販売台数を伸ばしているようだ。昨年1年間の自動車販売台数で、シェアを伸ばしていたのは日系車とドイツ系だけで、中国車を含め、各国のメーカーがシェアを落とした。フランス系に至っては50%以上もシェアを落としている。中国メディアの新浪汽車は26日、中国で日系車が人気である理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、理由の1つとして「日系車は選択の幅が多いこと」を挙げた。ユーザーの需要を分析し、それぞれの需要に応えるために多くのモデルを投入していると紹介している。例えば、8万元(約125万円)の予算で自動車を購入しようとした場合、日系車なら十数モデルのなかから選べるのに対し、他のブランドでは数種類しかないという。

 別の理由として記事は、「日系車は中国市場への進出が早かった」と指摘。先に入ってきて、中国人ユーザーに良い印象を与えたために、今でも日系車のイメージが良いとしている。それに燃費が良くて経済的で、それぞれのメーカーが独自の技術を持っており、車内空間が広いことなどがあるとした。

 記事の中国人筆者自身も日系車に乗っているそうだが、5万キロ乗っていても何ら問題が発生していないという。日系車以外の車に乗っている周りの友人は次々とトラブルに見舞われており、「やはり信頼性が一番」と実感しているそうだ。

 記事の筆者は結びに、「信頼できて燃費も良く、安全性も悪くない日系車を、むしろどうして買わないのかという話だ」と締めくくっている。少し前の中国では、日系車はボディが薄くて安全ではないというデマがまことしやかに広まっていたが、今ではそうした話がデマであることを知っている人も増え、正しく評価されるようになったようだ。日系車人気は、今年も続いていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)