中国では新型コロナウイルスによる被害が拡大しており、各地でマスクの買い占めなどの現象が見られているようだ。中国では災害が起きるたびにこうしたパニックが見られるが、これは普段から備えができていないことも理由の1つだろう。日本は災害の多い国ではあるが、そのぶん国民の防災意識は高いと言える。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人の防災意識の高さを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人の防災意識の高さは「防災の日」があることからも分かると紹介。毎年9月1日に制定されていて、各地で防災のための訓練やイベントが開かれ、国民が災害についての認識を深め、災害に備える日となっている。

 また、日本の建築物は「耐震基準」が厳しいことや、各地に準備された「防災設備」からも防災意識の高さが感じられるという。日本では比較的小さな市町村や学校でも、防災備蓄倉庫を用意するなどして、食料や飲料水、生活用品、資材を用意していると紹介し、大規模な災害で外部からの支援が受けられない場合にもひとまずの必需品は確保できると称賛した。

 さらには、消防署に勤務している消防職員とは別に「消防団」があることも紹介している。一般市民がボランティアで自分たちの街を自分で守ろうとしており、女性も女性防火の会を組織し、防災思想の普及に努めていると感心している。

 ほかにも、日本では6割の人が非常用持ち出し袋を用意し、86%の人が避難ルートを確認していると紹介。万が一のことが起こってから慌てて物資を買い占める中国とは大きく違う点だと言えるだろう。この記事に対して、中国人ネットユーザーから、「今回のことで中国の危機意識の低さが露呈された」、「火事の後の火の用心ではだめだ」といった自戒のコメントが見られたが、「日本は人口が少ないからできる」のだという開き直った意見も見られた。

 国が大きかろうと小さかろうと、災害はいつ何時起こるか誰にも分からない。そうであれば、多くの日本人のように災害対策として普段から準備しておくに越したことはないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)