増加し続ける訪日中国人。最近では何度も日本を訪れるリピート客も多く、観光名所以外にも日本人の日常生活を知りたいとあえて地方へ行く人も増えている。そして、日本の農村部を見て中国との違いを感じているようだ。中国メディアの今日頭条は25日、「日本の農村は抜きんでている」と感心し、紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本は小さな国で山が多い島国なのに、先進国として農業の分野でも進んでいると称賛。中国が学ぶべきいくつかの点を紹介した。その1つが、「農家でも高い教育を受けている」こと。中国の農村部では、十分な教育を受けていない人が農業に従事していることが多く、農村部と都会で受ける教育とにはかなりの差がある。そのため、都会へ行かなければ高い教育は受けられないのが常識となっている。

 また、どこの田舎でもインフラ設備が整っていて、「環境が良いこと」も称賛している。上下水道が完備されており、道路も整備されていて都会と変わらない生活ができるほど便利だと紹介した。広い家に住み、車を持ち、庭には花を植える余裕があり、ごみの回収も徹底しているのできれいだと伝えている。中国では非常に大きい地域格差も、日本にはあまりないと言えるだろう。

 ほかにも、農業の機械化がなかなか普及しない中国と違って日本の農業は「機械化」が進んでいることや、「健康保険と年金」のおかげで都会と同じ待遇を受けられること、「子どもの受ける待遇」にも都会との格差がないことなどを紹介。日本では田舎の小さな学校にも立派な教室や音楽室、プール、体育館などの設備が整い、都市部の学校に劣らない教師陣がいると感心している。

 日本では当たり前のことだが、中国ではそれだけ田舎で生活するのは大変なことなのだろう。記事は、「だから日本では都会から田舎に移住する人や、大学を卒業した若者が田舎に行くのだ」と日本の田舎の良さを伝えている。これに対して、ユーザーからは「中国では出稼ぎしなければ最低限の生活もできない」、「中国の農民は最下層」、「都市の市民でも農民でも同じ扱いをするべきだ」といったコメントが寄せられていた。中国の農村が日本のような発展を見せるには、かなりの変化が必要になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)