日本では旧正月の春節は祝われないものの、最近では中華圏からの旅行者向けに商業施設などでは春節の飾りつけを見るようになった。アジアでは今でも、韓国やベトナム、マレーシアなど多くの国で旧正月を祝っているが、なぜ日本では祝われていないのだろう。中国メディアの新浪は24日、日本人が旧正月を祝わない理由について紹介する記事を掲載した。

 実際のところ、日本でも江戸時代までは旧暦に基づき旧正月を祝っていた。しかし、明治時代に入ってから旧暦から新暦へ変えたため、新暦で正月を祝うようになったようだ。これには諸説あるようだが、記事は「明治維新で西洋の文化や習慣を取り入れたからではないかと考えられる」と紹介した。

 正月を祝う日が旧暦から新暦に代わったものの、日本の正月の習慣には中国の旧正月の名残が見られると記事は指摘。年末の大掃除、除夜の鐘、お年玉の習慣などは、中国を起源とする旧正月の習慣だったと紹介した。ただ、違いもあり、正月に「福」に通じる「ふぐ」を食べ、ゲン担ぎの意味を持つ食材を巻いた「恵方巻」を食べるとも紹介しているが、これは正月とは関係がなく、むしろそれを言うなら「おせち」だろう。ただ、正月に縁起が良いと言われる食べ物を食べるというのは中国でも共通しているようだ。
 
 また、日本の正月には各地で「獅子舞」が行われることを紹介。これも、中国が発祥と言われており、日本以外にもアジア各国でこの習慣は残されている。日本では、旧正月に新年を祝う習慣はなくなったため、今まさに春節を迎えてはいるものの、普段と変わらない状況だ。しかし、日本でも中華街などでは旧正月を祝うイベントが開かれているようだ。中国人観光客には、中国とはまた違った日本の旧正月を味わってほしいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)