中国では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国人の国内旅行を禁止する措置がとられている。また、1月27日からは中国から海外への団体旅行などでの渡航も禁止される。春節(旧正月)の連休期間と重なっており、すでに日本を訪れている中国人は大勢いる一方で、これから日本旅行を計画していた中国人は計画変更を余儀なくされる。

 日本は春節期間中の人気渡航先の上位に入っていて、中国人の多くが日本旅行を楽しんでいることが分かるが、中国メディアの今日頭条は24日、中国人の多くが日本旅行を好きな理由を分析する記事を掲載し、「旅行から帰ってきた人の日本に対する評価が非常に高いことからも分かる」と伝えた。

 記事はまず、中国が遂げている近年の目覚しい経済発展に伴い、多くの中国人が海外旅行を楽しむようになっていると紹介。続けて、日本は人気の渡航先となっており、日本各地で中国人観光客の姿を見ることが出来ると伝えつつ、「なぜ中国人は日本をここまで気に入るのか」と疑問を提起。そして、この問いの答えとして、「日本の風景、ショッピング、美食」が中国人観光客の欲求を満たしてくれるからに他ならないと主張した。

 さらに、「帰国後の中国人の日本に対する評価が非常に高い」のは、日本の街が非常に清潔であり、日本人が他人に迷惑を掛けないようにしている生活し、中国人は非常に心地よく日本旅行を楽しむことができるからだと指摘。日本を旅行で訪れた中国人が帰国後に友人や知人に旅行の満足度合いを話して聞かせ、今度は話を聞いた中国人が日本を訪れるという良好な循環が起きていることを強調した。

 観光立国を目指している日本にとって中国人観光客は非常に重要な存在であるが、中国人の団体海外旅行の中止措置は日本のインバウンドにとって大きな痛手となることだろう。新型肺炎の感染拡大が食い止められ、中国人の海外渡航制限が早期に解除されることを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)