日本の正月のスポーツ観戦といえば、高校サッカーと箱根駅伝があるだろう。全国でこれだけ注目されているというのは、日本人のスポーツへの興味の高さを示している。中国メディアの新浪は25日、「なぜ日本のマラソンはレベルが高いのか」と題し、日本人がこれほどスポーツに興味を持っている理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、箱根駅伝が2020年も日本中を沸かせ、数々の新記録を達成したと紹介。日本人のスポーツ熱はマラソンにとどまらず、サッカーも同じだ。全国高校サッカー選手権大会の決勝戦では、高校生の試合にもかかわらず、昨年に引き続き5万人越えの動員数を記録している。

 なぜ日本人はこれほどスポーツが好きなのだろうか。記事は日本人のスポーツ熱について「一朝一夕にできたのではない」とし、子どものころから運動を重視しているためではないかと分析した。日本では、幼稚園から体育の時間があり、マット体操や跳び箱などを教え、しかも倒立歩行などレベルの高い技までできるようになると紹介した。すべての幼稚園がそうしているわけではないが、中国人の親が知ったら卒倒しそうな話だと言えるだろう。

 それだけでなく、日本の学校では年齢に合わせて、冬には寒空のなか半そで短パンで持久走をさせ、夏には水泳を教えていると記事は紹介。どちらも、年齢によって目標とする距離を決め、難易度を上げていくと伝えた。

 このように、小さな時からスポーツに親しむことで、強い体を作るだけでなく、体を動かす習慣が身に付くと記事は分析。また、いろいろなスポーツをさせることで、それぞれが自分の好きなスポーツを見つけ、中学・高校ではその部活に入ってレベルを高めることができると感心している。

 国民全体がスポーツに親しみ、自分でも体を動かし観戦も楽しむというのは、心身ともに健全な習慣だと言えるだろう。記事は、「中国人はただうらやむことしかできない」と残念がりながらも、追いつくにはかなりの時間が必要だと指摘している。子どもたちが毎日勉強に明け暮れている中国では、日本を模倣するのは難しそうだ。まずは子どもが運動する時間と心のゆとりを持てるようにするのが先決ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)