小規模な油田しかなく生産量の少ない日本だが、石油備蓄量はかなり多いという。日本では、国家備蓄、民間備蓄、産油国共同備蓄を合わせた量を備蓄日数に換算すると、2017年の統計では約208日分になるそうだ。万が一、石油の輸入が途絶えた場合でも一定期間は現在とほぼ同様の生活を維持できるとされている。中国メディアの新浪は24日、日本の石油備蓄量は世界有数だと紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、世界的な基準で言えば、石油の備蓄量は90日分あれば充分だと指摘。200日程度備蓄している日本は、世界基準を大きく超えるとその量の多さを伝えているが、中国はわずか「30日分しかない」そうだ。

 ではなぜ日本はこれほどの量を備蓄しているのだろうか。記事は、「戦争の体験」が記憶に刻まれているのではないかと推測している。日本には、戦時中鉄鋼やコンクリート、石炭などが大幅に不足した過去があるからだ。

 記事は、日本の「敗戦は石油不足」にあったと分析。記事によると、第二次世界大戦で勝敗を決めたのは空軍だったが、空軍の要は石油だからだという。1941年の時点で、日本は空軍の石油は3年目に尽きると計算していたが、その通りで1944年の後半に尽き、その後日本は間もなく敗戦したと伝えた。

 そのうえで記事は、日本は最近ではロシアからのエネルギー輸入の比率を上げていると紹介。十分な石油備蓄を確保している日本だが、それで満足はしていないようだ。石油資源の乏しい日本だからこそ、ここまで石油の重要性を痛感しており、危機意識の高さが表れていると言えるだろう。石油の備蓄に関していえば、中国は日本のやり方を見習うべきなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)