日本の伝統的食文化である和食。寿司や刺身、てんぷらなどが有名で、海外でもよく知られている。料理とは言えないかもしれないが、より庶民的な食べ方として「卵かけご飯」も挙げることができるだろう。中国メディアの新浪は21日、日本では一般的な「卵かけご飯」に関する記事を掲載した。なぜ日本では卵かけご飯がこれほど一般化しているのか分析している。

 中国では、「何でも火を通して食べる」のが一般的で、生食の習慣はほとんどない。野菜も生では食べないため、最近では西洋料理店ではサラダが提供されるようになったものの、生野菜のサラダを食べる習慣もなかったほどだ。

 そんな中国では、日本で日常的に食されている「生卵を食べる」習慣が、非常に奇異に映るようだ。記事は、中国にはありとあらゆる卵料理があるが、生で食べるのはかなりの少数派だと紹介。生臭さが気になるうえに、サルモネラ菌が怖いからだとしている。

 ではなぜ日本では卵を生で食べられるのだろうか。これには、鶏の飼育方法が違うため「想像するほど生臭くない」ことに加え、「慣れ」の問題でもあると記事は推測している。普段から生食に慣れている日本人は、刺身にして魚を生で食べるだけでなく、牛肉も生で食べる場合があるので、食文化の違いだと結論付けている。

 記事は指摘していないが、一番大きな理由は「安全面」ではないだろうか。中国で生食の習慣がないのは衛生面と関係があるとも言われる。火を通せばとりあえず安心だからだ。市場に流通している日本の卵は、きれいに洗浄され厳しい検査を通り抜けて初めて販売されており、サルモネラ菌の心配はまずない。卵以外にも様々なものを生食できるのは、日本が食の安全や衛生に厳しいからこそと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)