中国は日本ほどバリアフリーという概念が広まっておらず、障がいを持つ人が暮らしやすい社会であるとは言い難いのが現状だ。それゆえ中国人が日本を訪れると驚くことが多々あるのだという。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には車椅子のまま昇降ができるエスカレーターをはじめ、障がいのある人でも外出がしやすい環境があると伝える記事を掲載し、「これこそ人性化」であると伝えた。

 記事が指摘した「人性化」という中国語は「人に優しい」、「人間本位」といった意味を持つ単語であり、日本では多くの場面で「人性化」のある配慮が見られると紹介した。車椅子のまま昇降ができるエスカレーターのほか、電車や地下鉄ではホームと改札を結ぶエレベーターがあり、駅員が車椅子の人の車両への乗車をサポートしてくれると紹介。

 さらに、日本のエスカレーターには「乗場ステップ」の一部が平面となり、車椅子のままでエスカレーターに乗ることができるものまで存在すると紹介。こうしたエスカレーターは中国では見かけないと伝えつつ、「エスカレーターという身近な乗り物を1つ見ただけでも、日本と中国の社会における人性化の差が見て取れる」と論じた。

 中国では障がいを持つ人が路上で物乞いをしている姿を見かけることがあるが、これは社会保障が充実しておらず、働き口もないことが理由なのだろう。日本も障がいがある人からすれば、まだ配慮が不足している点はあるだろうが、中国から見れば日本社会は「人性化」されていると言えるのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)