中国青海省西寧市で13日、道路が突然陥没し、バスと乗客が穴に飲み込まれて死傷者が多数出る事故が発生した。中国ではつい最近でも同様の事故が続けて起きている。地盤沈下の問題はどの国でも起きているが、問題はその対策がどれだけできているかということだろう。中国メディアの今日頭条は17日、日本の場合、地盤沈下にどう対応しているのか紹介する記事を掲載した。

 地盤沈下自体は、日本でも数多く発生している。2015年には全国で3300カ所も発生したという。2016年に発生した博多駅前道路陥没事故は大規模な地盤沈下であったため記憶に新しいが、幸い犠牲者は出なかった。なぜ日本では中国のような大事故につながらないのだろうか。

 記事は、道路の表面上は直前まで変化がないため「突然」起きるように感じるが、必ず理由があり、今回中国で発生した事故も「予測できなかったわけではない」と指摘。日本では道路陥没の4割から6割は下水道に起因する空洞化で、残りは地下鉄などの施設による空洞化が原因だという。これは中国もほとんど同じだそうだが、日本では予測と対策ができているという。

 記事は、厳密な調査によって空洞化の起きている箇所を発見し、陥没を未然に防ぐことはできると紹介。「日本では近年、陥没事故が減少していて、それは実地調査と密接な関係がある」と分析した。また、陥没事故が起きた場合には、その原因究明をはっきりさせてその付近も調査し、定期的に巡回していると紹介。空洞を早期発見するために、レーダー探査機を使用していると伝えた。

 では、中国でもこれらの方法は導入できるのだろうか。記事は、中国では全面的な巡回がまだ十分ではなく、効率的で正確な巡回検査の方法も、可視化した分析方法も不足していると指摘。日本のように道路陥没問題が重視されておらず、定期的に検査することは重要であると論じた。

 この記事に対し、中国のネットユーザーからは「我々は目に見える大きな建物を建設するのが好きだが、見えない地下部分は軽視している」との指摘や、「一方は壊れたら修理するという方法、もう一方は問題があったら修理後に総括し、解決方法を考え、予防措置を取る」と、日中の違いを指摘するコメントがあった。今回の中国の道路陥没では人命も失われており、対策は急務と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)