日本では財布などの落し物をしても見つかることが多い。海外と比べるとその割合は非常に高いと言えるだろう。中国メディアの上観は16日、「日本人はお金を拾うと届ける」という点について、欧米のメディアですら疑問を抱いていることを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本では落としたものが見つかることがあまりに多いので、落としたお金が戻ってくるランキングというのがあったら日本は1位になるかもしれないと紹介。東京とニューヨークを比べたある調査によると、東京では住民などによって落とし物として届けられたスマートフォンが88%であったのに対し、ニューヨークでは6%だったと紹介。財布が届けられた割合は、東京では80%、ニューヨークでは10%しかなかったというが、中国の場合、財布が届けられる割合は限りなく0に近いのではないだろうか。

 では、日本人はそれほど「誠実」なのだろうか。記事は、落としたものを届けることは、日本では「習慣」になっているだけで「特別な動機があるわけではない」と主張している。むしろ、日本には独特の社会、教育、文化があるからではないかと分析している。

 例えば、日本には交番が非常に多いので気軽に道を尋ねられるほど警察は身近な存在だ。そのうえ子どものころからお金を拾ったら交番に行くように教えられているので、拾ったものを届けることは「習慣」になっていると記事は主張している。さらに「人の目を気にする」国民性や「我慢強い」性格、そして自分勝手な行為ができない「集団意識の高さ」もあり、誰かが見ていなくても他人の物を盗ることはできないのだと分析した。

 日本では実際、駅などには専用の忘れ物センターがあり、いかに一般化しているかを感じさせる。中国では落とし物を届けるという習慣がないので、届けようとしてもどこに届けたらよいか分からないほどだ。どんな理由であっても、落としたものが返ってくるというのは良い習慣だと言えるだろう。事実、中国のネット上では「日本旅行中に貴重品を紛失してしまったが、すぐに見つかった」という書き込みを容易に見つけることができる。「日本人はお金ですら、ネコババしない」ということは多くの中国人が実際に体験している事実と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)