中国メディア・東方網は18日、中国で開かれた国際競泳大会の男子背泳ぎ100メートルで、中国選手と日本選手が同タイムで優勝を分け合う結果になったと報じた。

 記事は、18日に行われたFINAチャンピオンズ・スイムシリーズ北京大会の男子背泳ぎ100メートル決勝で中国の徐嘉余選手が52秒97のタイムで優勝し、日本の第一人者・入江陵介選手も全く同タイムでゴールしたため、2人揃っての優勝となったと伝えた。

 そのうえで、徐選手は入江選手より5歳若く、中国代表に選ばれたころには「自分にとってのアイドルは入江陵介だ」と答えていたと紹介。当初は雲の上の存在だったが、たゆみないと力を重ねてついには入江選手を抜き、世界選手権の同種目で優勝するなど現在の男子背泳ぎ界の第一人者にまで上り詰めたとした。

 そして、同タイムでゴールしたことを知った徐選手が入江選手の手を取って高々と掲げ、憧れだった先輩への敬意と祝意を示すと、2人は互いに笑みを浮かべて気持ちを通わせたと伝えたほか、試合後のインタビューで「入江とは長い時間ライバルとして戦い続けてきた。われわれ2人の関係は、非常に複雑だとしか言いようがない。自分は英語が苦手だし、日本語もできないので入江とたくさん交流できないのが残念だ」と語ったことを紹介している。

 現在日本の競泳で東京五輪出場権を獲得しているのは昨年の世界選手権男子200メートル、400メートル個人メドレーで優勝した瀬戸大也選手のみ。入江選手や他の選手は4月に行われる日本選手権で出場権獲得を目指すことになる。東京五輪で再び2人がデッドヒートを繰り広げる光景が、見られるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)