日本のパスポートは「世界最強パスポート」と称されるが、中国メディアの今日頭条は15日、「なぜ日本のパスポートは世界最強なのか」と題する記事を掲載し、日本人がビザなしで世界最多の国と地域を訪れることができる原因について論じた。

 記事は、日本のパスポートが「世界最強」と呼ばれるのには「明確な根拠がある」とし、英コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズの調査を紹介。この調査によれば、ビザなしで訪れることができる国・地域の数において、2018年から日本は2年連続で「世界第1位」であると説明した。

 ではなぜ日本は非常に多くの国家からビザなし入国の待遇を得ることができているのだろうか。記事はこれには3つの原因があると説明、1つ目の原因について日本は世界3位の経済大国であり、渡航先の国における「強大な消費能力」を有しているゆえに、渡航先の旅行産業・商業・サービス業の発展を促進できるからだと説明した。

 2つ目の原因について、日本は失業率が低く社会福祉も充実しているゆえに、「不法移民を求めて海外に渡航する可能性が低い」からだと説明。この根拠として世界銀行が公表している所得格差を示す指標の「ジニ係数」に言及、2008年の日本のジニ係数は0.32であり、貧富の格差は比較的小さいという点を指摘した。

 また3つ目の原因として「日本の国際的なイメージが良好である」という点を取り上げ、米国メディア「TIME」が27カ国を対象に行った調査で、12の主要国のなかで日本のイメージが最も良かったという調査結果を紹介。入国審査時にも、他の国家と比べると日本人の手続きはスムーズだと論じた。

 ヘンリー・アンド・パートナーズが2020年1月に公表した最新のランキングによれば、ビザなしで訪れることができる国・地域の数において日本のスコアは191で単独首位、2位は190でシンガポール、3位は189で韓国という順位だった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)