日本では大規模な公園のほかにも、住宅地のあちこちに小さな公園がある。中国の公園といえば、「非常に広くて近代的」である場合が多く、夕方になると中年女性を中心に多くの人が広場ダンスを踊る光景が見られる。日本の公園と中国の公園はかなり異なっているが、日本の公園には非常に重要な目的があるという。中国メディアの新浪は15日、「小さいからといって日本の公園をばかにしてはいけない」と題する記事を掲載した。

 日本在住20年という記事の中国人筆者は、日本には小さな公園が点在していて、どの公園にも重要な目的があると紹介。それは「防災拠点」としての役割だ。地震などの自然災害の多い日本では、その経験から災害が起きたときにまず家の近くの公園などに避難するようになったと伝えた。

 公園によっては、特別な防災機能を備えた「防災公園」に指定されている場所もある。東京では22の公園が防災公園になっており、水道や電気などのインフラが寸断された場合でも利用できるマンホールトイレ、停電した場合でも公園灯を照灯できるソーラー発電、普段はベンチとして使用し災害時にはかまどに使えるかまどベンチ、水道などのライフラインがストップした時のための揚水ポンプ、地中に埋め込まれた防火水槽、応急給水槽、さらにはヘリコプター臨時離着陸場を備えた公園まである。災害の多い日本だからこそ、ここまで発展したと言えるかもしれない。

 記事はまた、市民の憩いの場としても日本の公園は魅力的だとも紹介。日本の公園では当然の設備である「飲用水」も中国人には驚きのようだ。公園には様々な種類の木が植えられ、一年中緑であふれていて明るく、遊具もあって子どもを連れた親が集まってくるとその魅力を伝えている。

 日本の公園には、中国の公園とはまた違った魅力があり、そのうえ防災としての重要な機能も備えている。防災意識に関していうと、中国は一般に非常に低く、日本の意識の高さと災害対策を参考にすることができそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)