近年、中国人が訪日する主な目的が買い物などのモノ消費からコト消費へとシフトしていると言われている。日本で医療サービスを受けることもコト消費の1つと言えるが、検診や治療目的で日本を訪れ、ついでに観光を楽しむ「医療ツーリズム」も増えつつあるという。

 中国メディアの今日頭条は10日、中国人の間で医療ツーリズムが流行している理由を分析する記事を掲載し、「中国人にとって日本で医療サービスを受けることは本当に必要なことなのか」と読者に問いかけた。

 記事はまず、近年は「親を気遣う多くの中国人が、自分の親を連れて日本を訪れ、親に精密検査などの医療サービスを受けさせている」と紹介。そして、中国でも医療サービスを受けることができるというのに、わざわざ日本まで行って医療サービスを受けるのは「本当に必要なことなのだろうか」と疑問を提起する一方で、日本への医療ツーリズムが人気である理由も「明確に存在する」と論じた。

 続けて、中国人の間で日本への医療ツーリズムが人気である理由について、日本は医療水準が非常に高く、医療機器も充実していると指摘。だが、中国国内でも医療設備は整ってきており、日中の格差はなくなりつつあるため、「日本への医療ツーリズムが人気を集める最大の理由ではない」と指摘し、最大の理由はサービスの質にあると強調。

 中国では医師や看護師が横柄な態度をとったり、自分の利益のために患者が必要としない薬を処方するなどの行為が問題となるなか、日本の医療従事者は患者に対して真摯に対応してくれるうえ、「検査結果や治療方法について分かりやすく説明してくれる」と紹介し、こうした態度が人気の理由となっており、「自分の親を日本に連れていきたいと思う最大の要因」と強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)