日本とベトナムにはいくつかとても似ているところがある。環境面で似た条件を持つこの二つの国だが、経済発展については大きく異なっている。いったいなぜか。その理由について中国メディア歴史茶館が分析している。

 そもそも、どんな点で日本とベトナムは似ているのか。まず日本には漢字があり、ベトナムでも以前は漢字が使用されていた。もちろんベトナムでは現在漢字は廃止されているが、毎年伝統的な祭りの際には中国で使用されている「福」(この字をわざと逆さまにしてドアに貼り付け、福が来ると縁起を担いでいる)を使用している。さらに、国土面積についても日本の国土面積は約377.973平方km、ベトナムは331.210平方kmと日本のほうが少し大きいぐらいだ。また人口については、日本は1.24億人、ベトナムは9554万人と日本のほうが少し多い。

 では、経済発展で差がついた理由はどこにあるのか。一つに、環境面ではどうか。日本は四季の季節の移ろいを楽しめ、土地、河川も整っている。さらに鉱物鉱床が豊富だ。また海洋資源にも恵まれており、魚も多い。日本にはたくさんの港があり、外向きの経済の発展にも貢献している。地理的にも優位であるため、日本経済も急速に発展してきた。

 一方、日本は山地帯や地震帯が多く、災害も多い。この点、ベトナムは地質環境が比較的安定しており、鉱物資源も豊富で、火山や地震などの災害が少ない。しかし、ベトナムの海洋資源は少なく、亜熱帯気候で高温多湿だ。地理的にインドシナ半島の東部に位置し、北は中国に接し、東は南シナ海に接しているため、領海域は限られている。

 こうした点をふまえ、結論として日本の方が地理的にも環境的にも有利な条件にあり、地政学的な条件が経済発展を促したと見ることができる。

 こうした分析記事からも、似たような条件にありながら経済発展に差がある日本とベトナムについて、分析したいという意図を読み取れる。自国について分析するためにも、他国の歴史を分析する必要があるのは確かだ。一方、今後の経済発展が予想されるベトナムという国に中国が熱視線を送っているようにも読み取れる。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)