韓国・プサンで3月に開かれる卓球世界選手権(団体戦)の出場者を決める中国国内の卓球大会「地表最強12人」の女子で、不振が続いていた世界ランク6位の朱雨玲選手が優勝した。復活をうかがわせる朱選手の優勝だが、彼女には「日本選手に弱い」というイメージを払拭するという大きな課題がある。

 中国メディア・東方網は10日、「朱雨玲はどうして日本人選手にいつも負けるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、昨年朱選手が国際大会において立て続けに日本人選手に負けたことで、中国国内のメディアやファンから注目を浴びたと紹介。これまで自身の不調により然るべき実力が発揮できなかったことで日本人選手に連敗したと考えられてきたとしたうえで「必ずしも自分の不調が原因ではないとの情報が出てきた」と伝えた。

 そのうえで、中国のスポーツメディア「中国体育」の報道として、日本の女子卓球界のエースである伊藤美誠選手が中国人選手と日本人選手の特徴について評した際に「中国の選手は基本がしっかりしているが、細かい部分については日本の方が上だと思う。日本人の強みは器用さであり、サーブの回転や相手を惑わす上で有利に働く」と語ったことを紹介し、「伊藤の見立ては、朱が日本の選手に負ける本当の理由を明らかにしている」と評した。

 そして、朱選手は膠着したラリーでのバックハンドに強みを持つ一方で、全体的なプレースタイルは守りに偏っており、ラリーでなかなか主導権を握れないほか、フォアハンドの連続攻撃も苦手なため、日本の選手に翻弄されてしまうのだと論じている。

 記事は最後に、「地表最強12人」を制した朱選手にとって現在最も重要な任務は「自らの足りない部分を改善し、日本人選手に打ち勝つ方法を見つけ出すことだ」とし、日本人選手に対する強さを備えてこそ今年の朱選手による「捲土重来」が実現するとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)