日本では毎年1月に大学入試センター試験が行われるが、中国の大学受験制度である「高考」は毎年6月7日、8日の2日間で実施される。中国の若者たち、またその親たちにとって高考はその後の人生を左右する非常に重要なイベントだ。

 高考は非常に重要な試験であるだけに、公平さの点でこの制度に不満を感じる中国人は多いと言われるが、中国メディアの快資訊は2日付で掲載した記事は、公平さの点で日本の大学受験制度と中国の高考を比べたときに「日本と中国には圧倒的な違いがあることに気づく」と論じた。

 記事は、中国の高考は2日間の試験の点数のみですべてが決まるが、日本の大学受験の場合はセンター試験と各大学が個別に実施する2次試験の結果で合否が決定すると紹介、これは学生の能力を総合的に判断することができる方式だと指摘した。

 たとえば、ある学生の知識はそれほどではないとしてもコミュニケーション能力や表現能力はずば抜けているという場合もあり、知識と能力の両方をテストする日本の大学受験は学生たちが持つ様々な能力を十分に評価できる優れた制度だという見方を示した。

 また日本のセンター試験の内容は全国統一であり、試験内容が各地区によって異なる中国の高考と比べると公平性が高いと説明。さらに日本は各都道府県に必ず国立大学が存在しているが、中国の場合は経済的に発達した都市と貧しい都市とでは大学の数と質に大きな差があると指摘し、こうした教育資源の点でも日本は中国より公平だとした。

 記事は日本の大学受験の公平さにはセンター試験の内容統一のみならず、すべての学生たちにそれぞれの才能を伸ばす機会を十分に提供するという点も含まれると指摘したが、中国の10分の1以下の人口の日本で、ノーベル賞受賞者が中国よりも圧倒的に多いのも試験制度や教育資源の公平さに大きな差があるためだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)