工作機械は「機械を作るための機械」であることから、マザーマシンとも呼ばれる。世界の工作機械産業において、圧倒的な競争力を持っているのが日本とドイツであり、中国メーカーも近年は成長を続けているが、日独のメーカーとはまだ一定の差があると言えるだろう。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日本メーカーの工作機械は「10年使い続けても、加工の精度がほとんど落ちない」と驚きを示す記事を掲載し、いかにしてこの品質を生み出しているのかと疑問を投げかけている。

 記事は、日本の工作機械は「ぱっと見ただけでは特別な感じは一切ない」としながらも、実際は10年使っても、精度がほとんど落ちないほど「高精度」で、なおかつ「耐久性も高い」と強調。そして、日本メーカーの工作機械がこれほど優れているのは、まず「設計」そのものが優れているからだと指摘し、高い精度での加工を実現しているのは精密な設計があってこそだと主張した。

 また、近年の工作機械は数値で制御を行うNC加工が一般的となっているが、日本の工作機械は制御を行う「コンピューターシステム」も優れていると伝え、日本企業のシステムは様々な用途に対応しており、中国の工作機械メーカーも日本のシステムを搭載しているほどだと紹介した。

 中国のネット上では「中国の人民解放軍の兵士が持つ銃は、日本の工作機械がなければ作れない」という書き込みを目にする機会が多く存在する。この書き込みの真偽については不明だが、工作機械が「機械を作る機械」であることを考えれば、決してありえない話ではないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)