2022年にカタールで開催されるサッカーワールドカップ(W杯)に向け、日本代表は現在、アジア2次予選を戦っている。中国でもサッカーは人気のあるスポーツだが、中国代表と日本代表の実力差は非常に大きいのが現状であり、歯がゆい思いをしている中国人サポーターは少なくないだろう。

 中国メディアの董球帝はこのほど、W杯2次予選を取材する中国メディアの記者の見解として、同じようにW杯2次予選を取材する日本メディアの記者と会話したことで「中国サッカーに悲哀を感じざるを得なかった」とする記事を掲載した。

 次回のサッカーW杯はカタールで2022年11月21日から12月18日にかけて開催される予定であり、現在は大会開催に向けて準備が進められている。記事の中国人筆者は、カタールW杯の取材期間中に日本メディアの日本人記者と会話し、日中両国のサッカーの話題で意見交換する機会があったそうだ。

 その意見交換のなかで、日本人記者は中国代表が近年低迷を続け、成績不振にあることの原因が「青少年の教育方法」にあると指摘したと紹介。中国のサッカー選手の多くは「学校」でサッカーに触れ合うのではなく、スポーツだけに専門に取り組むに「体育学校」でサッカーの技術を学び、まるでスパルタ教育のような環境でサッカーに取り組むが、こうした環境がのびのびとした成長を制限しているのではないかという意見だったと紹介し、こうした意見に「中国サッカーの悲哀を感じた」ことを伝えた。

 中国は日本以上の学歴社会となっているため、子どもたちは放課後に宿題や習い事に追われ、校庭などでサッカーなどのスポーツをしている姿を見かけることはほとんどなく、サッカーは多くの子どもたちにとっては身近なスポーツではないのが現状だ。中国は人口こそ多いものの、サッカー人口は多くはなく、こうした社会的背景がサッカー中国代表の成績に影響している可能性は高いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)