日本政府が航空自衛隊の名称を「航空宇宙自衛隊」に改称する方向で調整すると報じられたことが中国で大きな注目を集めている。中国メディアの今日頭条は6日、空自の「航空宇宙自衛隊」への改称は「日本の野心を示すもの」であると論じる記事を掲載した。

 記事は、2019年12月には米国が宇宙軍を発足させたことを紹介し、日本の動きは米国に追随したものという見方を示す一方で、米国の宇宙軍と日本の「航空宇宙自衛隊」には大きな違いもあると指摘。米国の宇宙軍は陸海空などと並ぶ単独の軍種であり、空軍とはあくまでも別であることを強調し、それに対して日本は従来から存在する航空自衛隊が宇宙空間の脅威に対応するという形になると指摘した。

 一方、日本が航空自衛隊の内部に宇宙作戦隊を設立するのは「専守防衛」の範疇を超える行動であるとし、これは日本が「平和憲法による束縛」を打ち破ろうとする意図が見えると主張。なぜなら、日本は宇宙作戦隊の設立に向けて宇宙状況監視システムや光学望遠鏡の設置などを目的に莫大な予算を計上するためだと伝え、ここに日本の野心が見え隠れしていると主張した。

 さらに、日本は表面上は米国の動きに追随する姿勢を見せているが、実際には別の目的があるに違いないと主張。日本は海上自衛隊の方面でもいずも型護衛艦の空母化を決めたが、米軍に歩みを合わせるだけなら空母など不要なのと同じで、日本が航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に改称するのには「人に言えない目的があるに違いない」と警戒心をあらわにした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)