日本を代表する食べ物といえば、刺身や寿司が筆頭に挙げられるだろう。中国では生食の習慣がほとんどないが、それは衛生面を考慮してのことだとも言われる。ではなぜ日本では生の魚を食べることができるのだろうか。中国メディアの今日頭条は2日、「なぜ日本人が食べる刺身には寄生虫がいないのに、中国人が食べる刺身は寄生虫だらけなのか」と題する記事を掲載した。

 記事は日本の刺身について、「日本料理店には必ずと言って良いほどあり、日本人の食卓には毎日のように上る」と紹介。実際に毎日刺身を食べている日本人はそれほど多くはないだろうが、中国人と比べれば日常的によく口にすると言えるだろう。ではなぜ中国では刺身を食べる習慣がないのだろうか。

 記事は、「寄生虫を心配しているからだ」と指摘。言うまでもなく刺身は火を通さずに生で食べるため、「もしも寄生虫がおなかに入ったら」と思うと不安で食べられないという。食べる人がいても、多くは食べないそうだ。

 日本人が生で魚を食べられる理由について記事は、「寄生虫のことを知らないのではなく、日本独自の処理の方法があるから」だと紹介。薄く切ることで寄生虫の卵がないかを確認しているとし、わさびも殺菌効果があるほか、魚をマイナス20℃以下で冷凍することも殺虫の効果があると伝えた。食中毒を引き起こすアニサキスは、マイナス20℃以下で24時間以上冷凍すると死滅すると言われている。

 記事の中国人筆者の主張が正しいかどうかはともかく、日本では適切な処理を行って寄生虫による食中毒が発生しないようにしているのは確かだ。中国でも刺身や寿司を販売してはいるものの、安心して食べることはできないという人は多く、やはり日本に来たら安心して刺身を食べてみてもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)