中国メディア・東方網は2日、昨年11月に首相在位日数が史上最長となった安倍晋三首相について「どうして安倍氏は日本人から歓迎されているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、安倍首相が2012年12月に首相に返り咲いて以降、すでに3期連続で首相の座に就いていると紹介。2006年に初の戦後生まれ首相、最年少首相となった第1次政権を合わせると、すでに4回も自民党総裁に当選し、首相を務めていることになるとした。最初の首相在位期間は1年足らずと短かったものの、第2次政権はすでに7年以上経過しており、支持率も比較的高い水準で推移していると伝えた。

 そのうえで、安倍首相が長期政権を確立し得た理由として、まず経済発展を大々的に促し、国民生活の改善に取り組んでいる点を挙げた。東日本大震災の影響を受けるとともに、デフレ不況に苛まれていた日本経済を刺激する政策を次々と打ち出し、経済を少しずつ低迷状態から浮上させていったとしたほか、教育では昨年10月に幼稚園の無償化などを実現し、高齢化問題でも各種介護、養護施設を増やす動きを見せたとしている。

 次に、隣国との関係改善に積極的に取り組んだことも、首相の手腕を評価される一因になっていると解説。中国などとの関係改善は、経済的な利益をももたらしたと伝えた。さらに、岸信介元首相を祖父に、政府や自民党の要職を務めた安倍晋太郎氏を父に持つ「政治一家」の家系に生まれ、育ったことも安倍首相の安定した政権運営に影響を与えているとの見方を示した。

 第2次安倍政権がこれだけの長期安定政権となった背景として、記事が紹介したポジティブな面のほかに、07年から5年間連続で1年ごとに首相が交代する不安定な政権運営があったことも見逃してはならない。そしてまた、安倍首相以外に現状で首相を任せられる人物がいない点も「追い風」になったと言えるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)