中国メディア・東方網は2日、日本でかつてはお金がない時に食べられていた「貧乏飯」が、今では最も手軽なグルメとして広く愛されているとする記事を掲載した。

 記事は、現在中国では若い人を中心に日本料理に人気があるとしたうえで、日本に「ねこまんま」という食べ物があることを紹介。ネコに食べさせるご飯でのことではなく、ネコが大好きな鰹節を白いご飯の上に乗せた食べ物であり、かつてはお金に余裕のない人が少ない材料で大きな満足感を得るために好んで食べていたと説明した。

 そして「ねこまんま」は白いご飯の上に鰹節を乗せ、そこに醤油や味噌汁をかけるという食べ方を基本としながら、地域によってそれぞれ異なる調味料が用いられることで、食感や味のバリエーションが大きく広がっているとした。

 また、技術の進歩や生産性の向上により暮らしが豊かになった現代においても「ねこまんま」を愛する人は依然として多く、特になるべく節約したい外国人留学生や、稼ぎの少ない新社会人などが特に好んで食べていると紹介。「牛丼に比べればはるかにコストが低いうえ、そのシンプルさゆえにさまざまなアレンジを楽しむことができるというコストパフォーマンスの高さに、今なお多くの人が魅了されているのだ」と評している。

 この時期、年末年始の食事で胃腸が疲れ気味な人も多いと思われるが、そんな時ほどシンプルなものが食べたくなるもの。七草がゆをはじめとするおかゆ、さらっと食べられるお茶漬けもいいが、「ねこまんま」も魅力的ではないだろうか。あったかいご飯の上で踊る鰹節が放つ香りに、しぼみがちだった食欲も湧いてくるに違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)