日本の冬に欠かせない果物といえば、ミカンだ。この時期は、さまざまな産地の箱入りミカンが青果店やスーパーの青果売り場を賑わす。中国メディア・東方網は12月29日、ミカンの生産大国として知られる日本で、中国のようにミカンの生産過剰が発生しない理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、中国では近年ミカンの生産と消費が急増し、年産量も消費量もリンゴを抜く勢いであると紹介。多くのミカン農家が大きな利益を手に入れたとする一方で、生産量が大きく増えたことで価格が下落し、売れ残りが発生する状況が出現したとしている。

 そのうえで、隣国の日本はミカン生産大国であり、非常に多くの品種が開発されるとともに世界トップクラスの栽培技術を持っていながら、ミカンの生産過剰によって値崩れを起こすことがないと伝えた。

 また、その理由について日本がミカン栽培のみならずミカンの加工においても中国をはるかにリードしており、付加価値の高い各種製品を開発している点を挙げて説明。果実酒や砂糖漬けだけでなく、バラエティ豊かでユニークな製品を次々と生み出すため、生産過剰のミカンを地面で腐らせることはないとした。

 記事は最後に、日本から学ぶべき点は技術や生産モデル自体ではなく、中国で普及推進できる内容を探し、それを中国市場の特徴に合わせてさらに発展させることだと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)