日本には外国人旅行者を夢中にさせる美食が数多くあるが、弁当はそのうちの1つに数えられる。もはや弁当は日本の文化と言っても過言ではないだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の駅弁を紹介する記事を掲載した。中国高速鉄道の弁当とは「どこが違うのか」分析している。

 記事はまず、日中の駅弁の写真を並べて比較。日本の駅弁は彩り豊かで栄養バランスも良く、なにより食欲をそそる見た目となっている。それに対して中国高速鉄道の弁当は、同じようにおかずごとに仕切りで分けてあり、おかずの数も日本の駅弁と大差ないが、どうにも食指が動くような見た目ではない。記事は、中国は「堂々たる美食の大国なのに」と残念がっている。

 中国高速鉄道の弁当に魅力を感じないのは中国人も同じらしい。記事は中国の弁当は決して安くはないと紹介。一番安くて30元(約450円)くらい、少し高い弁当になると40元(600円)から60元(900円)もするが、「普通は高ければおいしいはずではないのか」と疑問を示している。つまり高いわりにおいしくないと言いたいようで、「どうりで誰も弁当を買わずにカップラーメンを食べているわけだ」と納得している。
 
 それに対して、日本の駅弁は見た目だけでなく、味もおいしいと言えるだろう。記事は、駅弁の種類も2000とも3000種類とも言われていると紹介。ある新幹線の駅弁は箱が新幹線の形をしているので、食べ終わった後も利用できたり、だるま弁当も食べ終わった後には貯金箱として使えたりすると感心。ます寿司はおいしいだけでなく、ケーキのように切って食べる独創性があり、30品目弁当は栄養バランスの良さが魅力的だと紹介した。

 日本には、食べてみたくなるような美しさとおいしさを兼ね備え、しかも栄養バランスが良く弁当箱を無駄にしないアイディアも見られる、魅力的な弁当があふれているといえるだろう。旅行者には、中国では食べることのできない、日本ならではの旅の醍醐味を味わってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)