2019年は消費税の導入をきっかけに、モバイル決算を始める人も増えたが、それでも日本では現金での支払いの割合が今なお高い。モバイル決算の普及率が非常に高い中国から日本に来ると、現金での買い物が新鮮に感じるようだ。

 中国メディアの捜狐は27日、日本に来てまだ3カ月しか経っていないという中国人の手記を掲載し、「現金で買い物をするのが新鮮で楽しく、自分の両手が現金を数える喜びを味わっている」と紹介する記事を掲載した。

 外国で現金払いをするというのは、慣れないともたつくものだが、普段から現金を触らない生活をしていればなおのこと面倒に感じるだろう。記事の中国人筆者は来日約3カ月だそうで、今では現金で買い物するのにすっかり慣れたというが、来日してすぐのころは大変だったようだ。最初のころは、外食した後にモバイル決算ができないことを知り、スマホを担保に現金を取りに戻ったこともあると紹介している。

 しかし、現金払いも悪いことばかりではないと感じるようになったという筆者。買い物をするたびに「札と小銭の組み合わせ」を考える習慣が身に付き頭を使うようになったという。そのうえ節約するようになり、「モバイル決算がなくても遅れているわけでも不便でもない」ことが分かったと伝えている。むしろ、中国のようなモバイル決算の社会は、スマホを使いこなすのが難しい高齢者には優しくないという。

 モバイル決算ができなければ、「遅れている」と淘汰されてしまう中国は、本当の意味で「便利な社会」とは言えないのではないだろうか。利用者の都合に応じて、現金払いかモバイル決算かを選べる日本の方が、あらゆる年代層の人にとって住みやすい国と言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)