訪日外国人のうち、最も多いのが中国人であることからも分かるように、中国人にとって日本は身近で人気のある国だが、訪中日本人はそれほど多くはない。では、日本人にとって中国とはどのような国なのだろうか。中国メディアの捜狐は12月30日、「日本人の目に中国はどう映っているのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、「経済面」に関しては、「中国に来たことのある日本人なら都市部がいかに豊かになったか知っているはずだ」と紹介。中国では都市部と農村部の差が非常に大きいが、大都市では先進国と生活水準が変わらないことを指摘している。確かに、北京や上海などは非常に豊かで物価も日本とさほど変わらなくなっている。

 次いで「生活面」に関して記事は、「日本人は中国で驚愕する」と紹介。中国の生活はスマートフォン1つで何でも済ませられて便利だからだという。スマホがあれば食事のデリバリーを注文でき、ホテルの予約など、ありとあらゆることが可能だ。むしろ、できないことがないと言っても過言ではないだろう。しかし、記事では指摘していないものの、便利さと引き換えに個人情報が筒抜けであることを多くの中国人は気にしていないが、日本人としてはかなり気になるところだろう。

 では、「安全面」はどうだろうか。記事は、中国は日本人旅行者にとっても「治安の良い国」であると誇らしげに伝えている。犯罪が少ないので、日本人も「夜でも安心して歩ける」ことを驚くものだと紹介している。実際、夜になると人通りが減り、店も早く閉まる日本と比べて、中国の都市部では夜がにぎやかである。しかし、中国で犯罪が減少したのは監視カメラの増加と比例しているとも言われており、日本人としては中国で日本人が拘束されるというニュースを聞くたびに、安全面で不安を感じるのではないだろうか。

 いずれにしても、日本人が中国の発展を認めているという事実に中国人は満足しているようだが、実際の中国をよく知らないという日本人の方が多いだろう。日中ともに、交流を深めることでお互いに対する理解をさらに深めていく必要があると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)