中国は多民族国家であり、人口の90%以上が漢族で占められているとはいえ、そのほかに55もの少数民族が存在している国だ。中国メディアの捜狐は29日、日本人と韓国人の起源を語る際、「日本人は雲南省、韓国人は湖北省に起源があるという説が語られるのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 中国には56の民族が存在し、それぞれの民族に共通する文化もあれば全く異なる文化も存在している。そのような環境で暮らす中国人からすると日本人や韓国人の文化や習慣には共通点も数多く見られるゆえに、両者のルーツが中国にあるという説もさほど突飛なものではないように感じられるようだ。

 記事はまず日本人の起源についての説を紹介。一部の学者や研究者が「日本人に見られる身体的特徴が、雲南省の南に位置する山岳地帯の少数民族にも見られる」と主張していることや、「風習や現地語の発音」の共通点などことから、雲南省に多く住むハニ族が日本人のルーツなのではないかという説があると説明した。

 また韓国人の起源については、現在の韓国と湖北省の地図を比べると「同じ名前の地名や川」があることを根拠として、韓国人のルーツは湖北省にあるという説が語られていると伝えた。また、歴史文献を基に「秦の始皇帝が天下を統一した際、統治を逃れた人々が朝鮮半島の南に渡り、朝鮮半島南部の三韓を作った」という主張もあると論じた。

 記事が紹介した説はあくまでも「説」であり、その真偽は証明されてはいない。だが、日本と雲南、韓国と湖北に存在する多くの類似点があるのは事実のようで、ルーツと言えなくとも何らかの関係があった可能性は高いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)